冒険塾の講演会に参加しました

 

12月10日(土)9:30〜16:45に、東京会場(品川)で冒険塾が開催されました。

冒険塾とは、mont-bellが開催している会で「冒険」や「チャレンジ」に焦点をあて、あらゆる分野で活躍されている講師の方が登壇しています。

 

今回は5名の方が登壇されました。

 

1.海部 陽介さん

「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」で、日本人が3万年以上前に沖縄のルートで上陸してきた説で、実際に草ぶねを作って航海が可能かどうか実験をしているプロジェクトのリーダーの方です。12月18日にTVでも、今回の公演内容ではありませんが、このプロジェクトについて放送される予定だそうです。

 

2.古畑 隆明さん 遠山 学さん

山野井泰史さんと共に、Mt.Abiの北壁にチャレンジした時のことを多くの写真や山野井さんのインタビュー動画と共にお話頂きました。

3.八幡 暁さん

カヌーでフィリピン-台湾海峡横断や、様々な漁村を回ったり、子供や地域の方に水辺を取り戻す活動をされているそうです。海峡横断した地域の写真や、さまざまな活動を通して感じたことをたくさんお話頂きました。

 

4.辰野 勇さん

塾長で、mont-bell会長の辰野さんより、辰野さんの過去や経験や、著書の「7つの決断」についての紹介がありました。

 

この会について、モンベルのHPに書いてあるので割愛します。

今日は、この会に参加しての感想を綴っていきたいと思います。

 

①出来る方法を考え、完璧に準備してから行動するのではなく、まずは行動してみる。失敗から得られた経験を次に生かす。(八幡さんの公演を聞いて)

②定石にあてはまらない決断をする。(辰野さんの公演を聞いて)

③夢のあるプロジェクトは周りの人の心を動かす。(海部さんの公演を聞いて)

④専門家のチームを組めば、1年で大きく物事は進められる。(海部さんの公演を聞いて)

⑤経験の差が、精神面でどのくらい影響を与えるのか?準備の仕方。(古畑 隆明さんと遠山 学さんの公演を聞いて)

 

①出来る方法を考え、完璧に準備してから行動するのではなく、まずは行動してみる。失敗から得られた経験を次に生かす(八幡さんの公演を聞いて)

 

八幡さんの公演を聞いて、必ずしも全ての行動を完璧に準備して実行に移しているようには感じませんでした。国境を越えるにあたって事前に準備する手続きなど、知らずに実際実行してからぶつかる壁も多かったように感じました。誤解があるかもしれないので・・・命に関わる航海の準備をなめているとは違います。話の中では、命に関わる航海なので出来る準備は全てしていたように感じましたが、初めて行うことは完璧に準備したとしても初めてがゆえに知らなかった事前にしなければならなかった準備を行動してから知るという場面に出会いやすい。だからといって、まだ準備不足ではないかという言い訳をして居続ければ行動に移せないし、その時に「やれることはやった」と思えたのであれば、前に進もう。それで失敗して転んでも、また立ち上がって前に進めばいいと思いました。

 

②定石にあてはまらない決断をする(辰野さんの公演を聞いて)

 

先が見えるような決断は、決断と呼ばず、どっちを取ればいいのか分からない決断を迫られ決断したことを決断と辰野さんは呼ぶそうです。スポーツの場面でも、ある程度は、どっちにした方がいいということは科学的に多くわかっていますが、論文は、世界中全員のパターンに合わせた論文ではないので、最後に決断しなければならない時があります。まだ、大きな決断に迫られた機会はほとんどありませんが、その決断に迫られた時自分はどうするのだろうか?と物思いにふけりました。

 

③夢のあるプロジェクトは周りの人の心を動かす。海部さんの公演を聞いて)

 

草ぶねで、海をわたる。最初草で船を作って浮くことができるのか?という疑問がありました。しかし、実際に草で作った船の工程の映像や、海で漕ぐ姿をみて、草でも船をつくり漕ぐことができるんだと考えを変えることができました。次のプロジェクトは台湾から沖縄に船で渡る予定だそうで、夢をみれるプロジェクトに心を動かされました。

 

④専門家のチームを組めば、1年で大きく物事は進められる(海部さんの公演を聞いて)

 

このプロジェクトは何年もかけて準備をしてきたものではないそうです。おおよそ1年で草ぶねをつくり、実験をするところまで実行することができた。このプロジェクトに関わる人々は、なんとなく草でもで海を渡ろうという思いつきではなく、国立科学博物館の方々をはじめとした専門家の方々が挑戦しているプロ集団です。クラウドファウンディングを行ったり、初めての挑戦を数多く行っているからこそ短期間で1回目の実験にこぎつけたのではないか?と感じました。

 

⑤経験の差が、精神面でどのくらい影響を与えるのか?準備の仕方(古畑 隆明さんと遠山 学さんの公演を聞いて)

 

今回の挑戦は、敗退したとのことでした。お話頂いたお二方にとっては初めての海外のチャレンジで、次回機会に恵まれたのであれば、成功できるだろうとのこと。と、いうことは、事前準備がものすごく大切で、もちろん彼らが考える準備はとことんされてきたと思います。それでも、まだ足りない何かがあった。スポーツも同じで初めて挑む試合は、スタッフや選手が経験したことがない試合ほど、何を準備したらいいのか想像がつきずらいものです。目標を達成するためには、いかに近い環境で、トレーニングや準備を進めていくことが大切だなと改めて感じました。

 

【ポイント】

あなたは何に挑戦しますか?