人生初の雪山登山

 

ひょんなことがきっかけで、雪山登山をすることになりました。理由は、「たまたま数日前に雪が降り積もったから」でした。お正月のご来光を見に登山をしたのですが、1000mを越えたあたりから雪が残っており一部では凍結している箇所も見受けられました。2泊3日のんびり旅だったので、念のために持ってきた軽アイゼンが大活躍。のんびりした時間を、アイゼン歩行練習会に早変わりしたのでした。

 

①ルートと装備。

②コースタイムと実際歩いたコース。

③感想。

 

①ルートと装備

 

登山前の日程とルートは以下の通りです。時間に余裕があったので1日3時間程度トレッキングすれば後はゆっくりする時間というスケジュールです。

 

2016年

12月30日:大倉登山口からバカ尾根を登り塔の岳山頂の尊仏山荘泊

12月31日:塔の岳周辺で2〜6時間の散歩、目指す山は未定、尊仏山荘泊

01月01日:塔の岳から大倉登山口へ下山

 

持って行ったものは、以下の通りです。下山時いつも膝が痛くなるので帰りにザックが軽くなるように考えて持って行きました。

 

・ストック2本

・軽アイゼン(歯は6本)

・グローブ(防水)

・タオル(速乾性のフェイスタオルより少し小さいサイズ)

・山小屋用着替え(靴下・長袖・下着)

・下山後用着替え(下着)

・アレルギー性鼻炎対策(マスク・薬・目洗い用の液・トイレットペーパー)

・怪我対策(痛み止め・テーピング・キズパワーパッド)

・電池(スマホ用・ケーブル)

・疲れ予防(アミノバイタル・ビタミン剤・ゼリー)

・夜用(差し入れの黒霧島・おつまみ)

・のんびりタイム(本・ノート・ペン)

・服装(ニット帽・サングラス・グローブ薄手・ネックウォーマ・アンダーウェア・キャミソール・ロンT・フリース・レインウェア上・タイツ・ウォーキング用ズボン・レインウェア下・ナイロン製ブーツ)

 

もう1人パートナーが居たので、相方が持っている物もあります。年末年始とはいえ、低い山なので1000mを越すまではフリースを着ていると汗をかいてしまうくらい暖かかったです。

 

②コースタイムと実際歩いたコース

 

12月30日:「予定」大倉登山口からバカ尾根を登り塔の岳山頂の尊仏山荘泊

 

09:10:大倉登山口、出発

10:53:駒止茶屋、到着

13:23:塔の岳山頂、到着

 

※花立小屋を過ぎてから、雪が見られました。金冷やしの前・馬の背が凍結していました。チェーンアイゼンがあると安心です。軽アイゼンを持っていくことをお勧めします。

 

12月31日:「予定」塔の岳周辺で2〜6時間の散歩、目指す山は未定、尊仏山荘泊

 

06:57:丹沢山に向け塔の岳、出発

08:31:日高、通過

09:40:丹沢山山頂、到着

09:47:塔の岳に向け丹沢山、出発

11:21:塔の岳、到着

12時過ぎ:水場に向け尊仏山荘、出発

12:20頃:水場、到着

12:40頃:尊仏山荘に向け水場、出発

13:03:尊仏山荘、到着

 

※行きは霧氷が見られました。帰り道は霧氷が溶け始めボタッ・ボタッと落ちてくる状態、塔の岳に着く頃にはもう溶けていました。塔の岳を下る道が一部凍っており軽アイゼンが必要です。下った後は凍ってる箇所より、雪が多いイメージでした。

 

01月01日:「予定」塔の岳から大倉登山口へ下山

 

08:49:塔の岳、下山開始

09:28:花立小屋、通過

12:56:大倉登山口、到着

 

※最初から軽アイゼン装着後、花立小屋手前で脱着。軽アイゼンがあれば全く滑る心配がなかったです。

 

③感想

 

金冷やし手前でずっこけました。青タンを作り、手は少し腫れ上がって少しジンジン。アイゼンを付けるか迷った時点で、装着しなければならないなといい勉強になりました。初めてのアイゼン歩行訓練になり、塔の岳から先の道がどれだけ凍っているのか不安でしたが、いざ歩いてみると氷はほとんどなく、軽アイゼンさえつけていれば安心だなというのが率直な感想です。夏に2回ほど、コースを歩いたことがあるからコースを知っているというのが安心材料の1つだったのかもしれません。12本アイゼンだと前爪を木にひっかけてこけそうだなと思いました。もちろん、履きなれている人や12本アイゼンの重さトレーニングには危険箇所が少ない丹沢は最適かもしれません。初めてのアイゼン練習が丹沢でよかったです。

アイゼン以外にも、霧氷や初日の出・夜の星空や流れ星・雪が積もっている南アルプスの山々も見えて非常に綺麗でした。

 

【ポイント】

冬の丹沢は軽アイゼンを持っていこう。